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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科54巻5号

2000年05月発行

文献概要

特集 第53回日本臨床眼科学会講演集(3) 原著

再発を繰り返したLeber特発性星芒状神経網膜炎

著者: 川野敏夫1 町田拓幸1 青沼秀実1

所属機関: 1浜松医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.933 - P.936

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(P−2-142) 76歳女性が3日前からの両眼霧視で受診した。視力は右0.15,左0.1であった。両眼に乳頭浮腫,乳頭周囲の網膜浮腫,後極部の漿液性網膜剥離があった。全身検査には異常がなかった。初診から10日後に黄斑に星芒状白斑が出現し,Leber特発性星芒状神経網膜炎と診断した。いったん寛解した後,7か月後に右眼,4年7か月後に左眼に視力障害が再発した。初診から6年後の現在,視力は右0.81左1.2であり,治癒した状態にある。本症では再発があり得ることを示す症例である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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