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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科54巻5号

2000年05月発行

文献概要

連載 他科との連携

開口障害で初発し,耳鼻科から紹介された両眼性眼窩筋炎

著者: 牧野伸二12 大石延正3

所属機関: 1共立湊病院眼科 2自治医科大学眼科学教室 3共立湊病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.982 - P.984

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はじめに
 眼窩筋炎は外眼筋に限局した炎症性腫大を呈する疾患である。他覚的には結膜充血,結膜浮腫,眼球突出,眼瞼腫脹,眼球運動障害を,自覚的には眼痛,複視などをきたす。したがって,ほとんど眼科領域で診断,治療が行われる。今回,大学からの派遣先で,片側の咬筋炎,内側翼突筋炎による開口障害で初発し,耳鼻科から紹介を受けた両側性眼窩筋炎の診断,治療で,耳鼻科,放射線科との連携がうまくいった症例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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