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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科54巻6号

2000年06月発行

文献概要

特集 第53回日本臨床眼科学会講演集(4) 原著

ラタノプロストとイソプロピルウノプロストン点眼による結膜充血

著者: 柳川秀雄1 小早川信一郎1 朽久保哲男1

所属機関: 1東邦大学医学部第一眼科学教室

ページ範囲:P.1077 - P.1079

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(D−7PM−14) ラタノプロスト(PhXA41)は優れた眼圧下降薬である。しかし多くの副作用が報告されており,中でも結膜充血は最も頻度が高い。そこで健常者38名を対象に,ラタノプロスト点眼により引き起こされる眼球結膜の充血について,イソプロピルウノプロストンと比較し検討した。ラタノプロスト点眼では38例中14例(36.8%),イソプロピルウノプロストン点眼では38例中2例(5.3%)に,肉眼で確認される程度の球結膜充血が認められた。ラタノプロストの初回処方においては,患者に対して十分に説明する必要があると考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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