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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科54巻6号

2000年06月発行

文献概要

特集 第53回日本臨床眼科学会講演集(4) 原著

マイトマイシンC併用線維柱帯切除術の長期成績

著者: 今泉佳子1 杉田美由紀1 栗田正幸2 斉藤秀典2 大野重昭1

所属機関: 1横浜市立大学医学部眼科学教室 2小田原市立病院眼科

ページ範囲:P.1135 - P.1138

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(P−1-33) 1年以上眼圧コントロール良好であった症例におけるマイトマイシンC併用線維柱帯切除術の,長期眼圧調整率および晩期合併症について検討した。対象は99例113眼で,平均年齢は57歳,平均観察期間は32.7か月であった。Kaplan-Meier法による解析で,全症例の21mmHg未満への眼圧調整率は4年までは80%を超えていたが,以後はぶどう膜炎症例や手術既往例において低下がみられ,最終観察時では67.9%であった。長期観察中に低眼圧黄斑症が3眼みられたが,いずれも自然治癒した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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