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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科54巻6号

2000年06月発行

特集 第53回日本臨床眼科学会講演集(4)

原著

経強膜手術で治療した裂孔原性網膜剥離の長期予後

著者: 鳥居良彦1 笹野久美子1 京兼郁江1 新城ゆかり1 安井修1 安藤文隆1

所属機関: 1国立名古屋病院眼科

ページ範囲:P.1255 - P.1258

文献概要

(P−2-124) 経強膜手術で治療した裂孔原性網膜剥離の術後5年以上経過の追えた症例の長期予後を検討した。症例は144眼,術式は輪状締結術+強膜内陥術85眼,強膜内陥術59眼で,研修医手術症例が89眼,指導医手術症例が55眼であった。研修医手術症例,指導医手術症例ともに長期経過後の視力は良好で,術後合併症の頻度も低く,術後長期予後に差はなかった。適切な指導のもとに行われる研修医の経強膜網膜剥離手術は有効で安全であると考えられた。また,黄斑剥離症例の71%が視力0.5以上に改善し,これらのうち64.3%は12か月以内に最高視力に達したが,35.7%は12か月以上たってから最高視力に達した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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