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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科54巻6号

2000年06月発行

文献概要

臨床報告

ベーチェット病の併発白内障に対する手術成績

著者: 合田千穂1 小竹聡1 笹本洋一1 寺山亜希子1 松田英彦1

所属機関: 1北海道大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1272 - P.1276

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 北海道大学病院眼科で白内障手術を行ったベーチェット病患者の手術成績について検討した。対象は35例56眼で,平均経過観察期間は6年3か月,手術時の平均年齢は49.6歳であった。手術後,56眼中29眼に眼発作が生じ,最終眼発作から3か月以内に手術を行った症例では全例で術後眼発作がみられた。最終眼発作から6か月以内に手術した症例と7か月以上たって手術した症例では,術後眼発作の出現に有意差がみられた。視力予後は,術後3か月では88%の眼で2段階以上視力が上昇していたが,最終受診時に2段階以上視力が上昇していたのは68%であった。視力予後不良例において,手術の術式,眼内レンズ挿入の有無,術前後の投薬に差はなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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