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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科54巻8号

2000年08月発行

文献概要

臨床報告

白内障,緑内障合併手術時における内視鏡直視下の内方線維柱帯切開術

著者: 長野斗志克1 高橋春男2 小出良平3

所属機関: 1長野眼科医院 2昭和大学附属豊洲病院眼科 3昭和大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1465 - P.1469

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 超音波水晶体乳化吸引術で残留皮質を吸引したのち,内視鏡を前房に挿入して観察すると,シュレム管に血液が充満する発赤現象が検索した20眼すべてで起こっていた。この現象を利用して,白内障と緑内障の同時手術時に,内視鏡による直視下で内方線維柱帯切開術trabeculotomy ab internoを2名3眼に行った。術後,一過性に眼圧が上昇したのち,全例で眼圧のコントロールが得られた。この方法は,簡便で有効な手技である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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