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臨床報告
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黄斑円孔に対する硝子体手術後に耳側周辺視野欠損を生じた症例のうち,術後2年以上経過が追えた6例7眼について視野異常の変化と眼底変化とを検討した。術後平均45か月の観察期間を経ても視野異常の程度に変化はなかった。経過中に上鼻側眼底に変化が生じたものが5眼あり,その最も特徴的な所見は限局性の網脈絡膜の変性萎縮であった。以上のことから,黄斑円孔手術後の周辺視野欠損は術後長期間を経てもその程度は変化しないこと,視野異常に相当する眼底に網脈絡膜変性が出現してくる例があることがわかった。
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