文献詳細
調査報告
文献概要
眼科検診や目・視力についての生徒の意識を知るためにアンケート調査を行った。対象は公立高校の1年生で,1997年から1999年の毎年.眼科検診前に調査用紙を配布,回収した。総数は883件であった。アンケートの結果,眼科医の行う検診の印象は薄く,眼科というと視力検査の印象が強いことが示唆された。また,生徒の視力についての関心は高いものの,視力や屈折異常についての誤解が多いと考えられた。この結果と現在の疾病構造や社会環境を考え合わせると,今後の眼科校医の役割として,正しい知識の啓発が重要と考えられた。
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