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連載 眼科図譜・371
外眼角に生じた上強膜骨性分離腫の1例
著者: 板倉宏高1 大谷倫裕1 岸章治1 澤井循暉2 平戸純子2
所属機関: 1群馬大学医学部眼科学教室 2群馬大学医学部第1病理学教室
ページ範囲:P.70 - P.71
文献購入ページに移動上強膜骨性分離腫(episcleral osseous choristoma)は1863年にvon Gräfe1)が初めて報告し,現在まで40数例が報告されているが,本邦からの報告はない。本症は2),線維性結合組織に覆われた緻密骨から成り,その大きさは小豆〜アーモンド大である。角膜輪部から5〜10mm離れた上耳側領域に好発する。病理所見から上強膜骨性分離腫と診断された1症例を報告する。
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