文献詳細
文献概要
特集 EBM確立に向けての治療ガイド 小児眼科
内斜視治療とEBM
著者: 久保田伸枝1
所属機関: 1帝京大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.24 - P.31
文献購入ページに移動はじめに
内斜視は,小児期に治療しなければならない疾患である。内斜視のなかにはいくつかの種類があって,それにより治療法・予後が異なるために種類別の検討が重要である。また,内斜視は小児に多い疾患であるが,長期の経過観察が必要であり,治療成績も長期予後を踏まえてなされなければならない。
内斜視の治療は,調節性内斜視以外は手術である。斜視手術は,術式,手技,量定などが各術者で微妙に異なるために,多施設の成績を基に評価することは難しい。そこで,小児の内斜視について,種類別・長期予後を重視して,一施設で同じ方針で多数例について長期間観察したデータ1〜3)を基に治療法および治療成績について検討する。
内斜視は,小児期に治療しなければならない疾患である。内斜視のなかにはいくつかの種類があって,それにより治療法・予後が異なるために種類別の検討が重要である。また,内斜視は小児に多い疾患であるが,長期の経過観察が必要であり,治療成績も長期予後を踏まえてなされなければならない。
内斜視の治療は,調節性内斜視以外は手術である。斜視手術は,術式,手技,量定などが各術者で微妙に異なるために,多施設の成績を基に評価することは難しい。そこで,小児の内斜視について,種類別・長期予後を重視して,一施設で同じ方針で多数例について長期間観察したデータ1〜3)を基に治療法および治療成績について検討する。
掲載誌情報