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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科55巻10号

2001年09月発行

特集 EBM確立に向けての治療ガイド

小児眼科

弱視のEBMを目指して

著者: 羅錦營1

所属機関: 1静岡県立こども病院眼科

ページ範囲:P.40 - P.48

文献概要

弱視の定義
 弱視の定義は「一眼または両眼に斜視や屈折異常があったり,形態覚の遮断または健眼からの異常な両眼相互作用が原因で生じた視機能の低下」とすることができる1)。これらの機序は,1)適宜な中心窩また周辺網膜刺激の欠如による不使用(視覚入力系),2)両中心窩からの闘争性視覚入力における異常な両眼相互作用(皮質有線領),として考えることができる。弱視は,サルの実験的結果とヒトの病理的所見の相似性から,臨床的には異なっていてもほぼ同一の病態ではないかと推測されている(表1)1〜3)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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