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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科55巻10号

2001年09月発行

文献概要

特集 EBM確立に向けての治療ガイド 結膜疾患

翼状片治療のEBM

著者: 近間泰一郎1

所属機関: 1山口大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.110 - P.118

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はじめに
 翼状片は日常診療においてしばしば遭遇する疾患である。診断は比較的容易であるが,悪性でないにもかかわらず再発しやすい。再発を抑制するためのさまざまな手術法が紹介され,その結果が報告されてきた。しかしながら,手術の適応や術式の選択に関してはいまだに施設間あるいは術者間で差があり,統一された結論がないのが現状である。Evi—dence based medicine (EBM)を提供するためには,多数の翼状片症例に対して同一の治療法での治療効果を同一の判定基準で評価する必要がある。本稿では,翼状片について特に治療法に関する現在までの報告を参考にしながら,EBMの確立に向けての展望を考えてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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