文献詳細
文献概要
特集 EBM確立に向けての治療ガイド 水晶体・屈折矯正
はじめに—水晶体・屈折矯正のEBM
著者: 大木隆太郎1
所属機関: 1埼玉医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.120 - P.121
文献購入ページに移動 ものを見るということ。これは,眼底および視神経を含む中枢系が健常であれば,光が角膜と水晶体によって屈折して網膜に結像することに始まる。視機能のうちで最も重要な視力の基本が屈折であり,そこには調節という生理機能も介在するだろう。単に見えるということではなく,より快適に見えるということ。今われわれ臨床医に問われていることは,よりqualityの高い視力を,いかに提供するかということである。
屈折矯正といえば,医学の世界にとどまらず社会に多くの話題を提供しているのが,手術治療である。この手術による屈折矯正は,医療経済をはじめとする多くの問題を抱えているが,RK (radial keratotomy)に始まり,PRK (photorefractive keratectomy)からLASIK (laser in situ keratomileusis)へ発展し,成果を挙げていることは否定できない。
屈折矯正といえば,医学の世界にとどまらず社会に多くの話題を提供しているのが,手術治療である。この手術による屈折矯正は,医療経済をはじめとする多くの問題を抱えているが,RK (radial keratotomy)に始まり,PRK (photorefractive keratectomy)からLASIK (laser in situ keratomileusis)へ発展し,成果を挙げていることは否定できない。
掲載誌情報