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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科55巻10号

2001年09月発行

文献概要

特集 EBM確立に向けての治療ガイド 水晶体・屈折矯正

はじめに—水晶体・屈折矯正のEBM

著者: 大木隆太郎1

所属機関: 1埼玉医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.120 - P.121

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 ものを見るということ。これは,眼底および視神経を含む中枢系が健常であれば,光が角膜と水晶体によって屈折して網膜に結像することに始まる。視機能のうちで最も重要な視力の基本が屈折であり,そこには調節という生理機能も介在するだろう。単に見えるということではなく,より快適に見えるということ。今われわれ臨床医に問われていることは,よりqualityの高い視力を,いかに提供するかということである。
 屈折矯正といえば,医学の世界にとどまらず社会に多くの話題を提供しているのが,手術治療である。この手術による屈折矯正は,医療経済をはじめとする多くの問題を抱えているが,RK (radial keratotomy)に始まり,PRK (photorefractive keratectomy)からLASIK (laser in situ keratomileusis)へ発展し,成果を挙げていることは否定できない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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