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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科55巻11号

2001年10月発行

文献概要

連載 眼科手術のテクニック・137

Can opener techniqueの正しい術式と応用

著者: 市岡博1

所属機関: 1市岡眼科クリニック

ページ範囲:P.1714 - P.1716

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はじめに
 近年の超音波白内障手術はCCC (continuouscurvilinear capsulorrhexis)に依存する割合が高く,合併症の多くはCCCを正しく施行できなかったことに起因する。眼内レンズ固定の確実性や嚢のintegrityを論議する以前に安全確実に手術を遂行することが重要である。したがって白内障手術を施行するならば,次善の策として他の切嚢法も習得しておく必要がある。
 例えば過熟白内障の症例にインドシアニングリーンを用いてCCCを施行する術式はよい方法であるが,確実なcan opener technique (以下,CO)を習得しておれば不要な薬剤を眼内に注入する必要はない。また,CCC施行中のトラブルに対するリカバリーとしてもCOは有効な手段である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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