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Candida tropicalisによる真菌性眼内炎
著者: 水流忠彦1
所属機関: 1自治医科大学眼科
ページ範囲:P.1717 - P.1717
文献購入ページに移動 34歳女性が右眼の視力低下を主訴に初診となった。初診時の矯正視力は0.6で,右眼黄斑部に黄白色の滲出斑と小出血を認めた(図1)。特記すべき全身症状はなく,全身ならびに眼科的疾患の既往もなかった。約1週後には黄斑部の滲出性病変が拡大するとともに,硝子体混濁が出現し視力は(0.05)となった(図2)。硝子体切除を行い,切除硝子体からCandida tropicalisが分離された。
内因性真菌性眼内炎は,中心静脈高カロリー栄養輸液や免疫能低下症例などに発症することが多いが,本例のように特記すべき既往のない症例に生じることも稀にあるので,注意が必要である。
内因性真菌性眼内炎は,中心静脈高カロリー栄養輸液や免疫能低下症例などに発症することが多いが,本例のように特記すべき既往のない症例に生じることも稀にあるので,注意が必要である。
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