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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科55巻11号

2001年10月発行

文献概要

臨床報告

Guytonの小切開斜視手術と手術成績

著者: 長谷部聡1 野中文貴1 山根貴司1 藤原裕丈1 大月洋1

所属機関: 1岡山大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1767 - P.1770

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 小切開斜視手術の意義を確立するため,Guytonが提唱する円蓋部結膜切開を用い,各種の斜視症例23名について(1〜18歳,遠見45△内斜〜45△外斜),筋クランプによる前後転術を施行した。その結果,整容面そして術後の快適性において,従来の輪部結膜切開による方法と比べ,小切開斜視手術は優れた効果を示した。一方手術成績については,輪部切開法による成績と差はなかった。Guytonの手順に従って手術操作を行えば,小切開斜視手術は安全かつ容易な術式であり,今後斜視手術に積極的に応用すべきアプローチであると思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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