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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科55巻11号

2001年10月発行

文献概要

臨床報告

滲出型加齢黄斑変性に対する脈絡膜新生血管摘出術前後の黄斑機能の変化

著者: 宮下真紀1 伊藤洋子1 栃谷百合子1 米谷新1

所属機関: 1埼玉医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.1779 - P.1783

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 滲出型加齢黄斑変性(ARMD)の脈絡膜新生血管(CNV)摘出術後の黄斑部機能について,固視点と網膜感度の検討をした。対象は7例7眼で,術前後の視力のほか固視点,黄斑部の網膜感度は走査型レーザー検眼鏡microperimetryで測定した。固視点は視力(0.1)で検出可能であった。術前後では,移動したもの5眼、不変のもの1眼,術後に出現したもの1眼であった。移動術は補後に瘢痕巣の拡大が顕著で,固視点はその上方に移動した。網膜感度は術後,網膜浮腫,網膜下出血の改善に伴い上昇した。滲出型ARMDにおいてCNV摘出術後,網膜感度が最も保存されるのは黄斑部上方の領域であることが明らかとなった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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