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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科55巻12号

2001年11月発行

文献概要

連載 眼の遺伝病・27

XLRS1遺伝子異常と網膜分離症(6)

著者: 和田裕子1 板橋俊隆1 玉井信1

所属機関: 1東北大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1828 - P.1830

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 今回は,XLRS1遺伝子,Arg102Trp変異とArg200Cys変異を伴った2症例を報告する。症例1は,初診時は近医で網膜剥離と診断され,東北大学病院眼科を紹介され受診となった。当科にて網膜分離症を疑い,遺伝子診断を行った結果,網膜分離症と診断が確定され,遺伝カウンセリングにおいても有効であった。症例1のArg102Trp変異は,前回のシリーズでもその臨床像を報告しているので,その臨床像と比較していただければ,この変異を持つ患者の臨床像の多様性がうかがえる。さらに症例2の変異は,今までのシリーズで報告していない変異である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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