文献詳細
文献概要
連載 眼科図譜・374
片眼性急性特発性黄斑症の1例
著者: 牧野伸二1 清水由花1 伊野田繁1 大野研一2
所属機関: 1自治医科大学眼科学教室 2大野眼科クリニック
ページ範囲:P.1831 - P.1834
文献購入ページに移動片眼性急性特発性黄斑症(unilateral acute idio—pathic maculopathy:UAIM)は,1991年にYannuzziら1)により初めて報告された疾患概念で,多くは感冒様症状に引き続いて,急激な片眼性の視力低下で発症し,黄斑部のみの滲出性網膜剥離を認め,急速に自然寛解する疾患である。これまで海外では29例の報告1〜5)があるが,本邦での報告はない。今回筆者らは,UAIMと考えられた1例を経験したので報告する。
掲載誌情報