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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科55巻12号

2001年11月発行

文献概要

臨床報告

インドシアニングリーン染色が有用であった硝子体再手術の2例

著者: 横山光伸1 木村亘1 三好輝行2 吉田博則2

所属機関: 1木村眼科内科病院 2三好眼科

ページ範囲:P.1897 - P.1900

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 インドシアニングリーン(ICG)染色を使って,硝子体再手術を2眼に対して行った。硝子体手術後の糖尿病網膜症による黄斑浮腫眼では,ICG染色で後極部に輪状の境界不鮮明な部位が現れた。これは硝子体ポケット後面に相当した。この所見を手掛かりにして,後部硝子体剥離を作成し,内境界膜を剥離した。4年前の手術後に黄斑円孔が再開した眼では,ICG染色で内境界膜剥離の範囲と剥離縁の増殖膜が確認でき,増殖膜を含む広範囲に内境界膜を剥離した。ICG染色は,前回の手術術式の確認と,再手術時の手技の決定に有用であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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