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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科55巻13号

2001年12月発行

文献概要

臨床報告

外科手術が未熟児網膜症の重症化に及ぼす影響

著者: 具志堅直樹1 加治屋志郎1 三木嘉宏1

所属機関: 1沖縄県立中部病院眼科

ページ範囲:P.1977 - P.1980

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 1999年までの10年間に当院のNICUに入院し,外科手術が施行された超・極低出生体重児25例50眼の経過記録から,外科手術が未熟児網膜症の重症化に及ぼす因子を検討した。手術の内容は,壊死性腸炎に対する開腹術5例,頭蓋内出血へのV-Pシャント7例,動脈管開存症への開胸術13例であった。II型の未熟児網膜症は,外科手術時の在胎修正週数が30週以前で外科手術時の体重が900g未満の症例に集中して発症した。この条件を満たす症例に外科手術を行う場合には未熟児網膜症の重症化の可能性が大きく,格別の注意が必要である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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