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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科55巻13号

2001年12月発行

文献概要

臨床報告

Epstein-Barr virus DNAとvaricella zoster virus DNAが検出された急性網膜壊死の1例

著者: 帯刀真也1 木許賢一1 八塚秀人1 中塚和夫1

所属機関: 1大分医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.2009 - P.2013

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 57歳女性が10日前からの右眼の霧視と充血で紹介され受診した。右眼の矯正視力は0.5であり,前房に強い炎症,硝子体混濁,眼底に典型的な急性網膜壊死の所見があった。左眼には異常がなかった。初診日に採取した前房水から,PCR法でEpstein-Barr virusとvaricella zoster virusのDNAが検出された。薬物投与と手術で病変は鎮静化し,最終矯正視力0.6を得た。Epstein-Barr virusはヘルペスウイルス群に属するので、これが病変に関与した可能性がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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