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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科55巻2号

2001年02月発行

文献概要

今月の表紙

アデノウイルス結膜炎を疑われたHLA-B27関連ぶどう膜炎

著者: 大野重昭1

所属機関: 1北海道大学眼科

ページ範囲:P.149 - P.149

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 アデノウイルス結膜炎の起因ウイルスとしては,D亜群の8型,19型,37型をはじめ,E亜群の4型,B亜群の3型,7型,11型などが代表的である.
 表紙写真に示した患者は25歳の男性で,数日前からの右眼の充血,眼痛,流涙,軽度の眼脂を主訴に近医を受診した。アデノウイルス8型による流行性角結膜炎といわれ,点眼薬を処方されたが,症状が改善しないため,大学病院を受診した。初診時,右眼の瞼結膜に炎症所見はみられず,右前房内にフィブリンの析出を伴う強い虹彩毛様体炎がみられた。検査所見ではHLA-B27が陽性であった。ステロイド点眼薬,散瞳薬の頻回点眼により,症状は改善した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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