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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科55巻2号

2001年02月発行

文献概要

臨床報告

自己免疫性膵炎に合併したMikulicz症候群の1例

著者: 楢崎陽子1 吉川洋1 久保田敏昭1 猪俣孟1 井上修二朗2

所属機関: 1九州大学医学部眼科学教室 2九州大学医学部第三内科学教室

ページ範囲:P.169 - P.172

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 自己免疫性膵炎に合併したミクリッツ症候群の1例を経験した。症例は31歳性で,両眼の上眼瞼腫脹を自覚して眼科を受診した。涙腺部腫瘤の生検で炎性偽腫瘍と診断した。同時に顎下腺の腫脹も合併していた。内科的精査で自己免疫性膵炎,およびそれによる糖尿病が発見された。副腎皮質ステロイド薬の全身投与で涙腺部の腫瘤は著明に縮小し,糖尿病も改善した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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