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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科55巻2号

2001年02月発行

連載 眼科医のための「医療過誤訴訟」入門・2

「医療水準」について

著者: 岩瀬光12

所属機関: 1岩瀬眼科医院 2武蔵野赤十字病院

ページ範囲:P.181 - P.183

文献概要

1.「医療水準」とは何か
 医療過誤訴訟で問題となるのは,過誤を起こした医療側が診察・治療に関する注意意義務を十分果たしていたかである。裁判所がそれを判断するための「基準」となるのが「医療水準」である。
 すなわち,裁判所が問題の医療行為について「医療水準に満たない」と判断すれば,注意義務違反による過失があることになる。そして,医療水準以下の医療行為が原因で損害が発生したならば,責任が医療側にあると認められ賠償責任が発生することになる。したがって,ここで「医療水準」を裁判所がどのように考えているかが問題となる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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