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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科55巻3号

2001年03月発行

文献概要

特集 第54回日本臨床眼科学会講演集(1) 原著

深層角膜移植術で角膜輪部よりデスメ膜を露出する方法

著者: 佐々木究1 鹿谷安明2

所属機関: 1佐々木眼科 2星井眼科

ページ範囲:P.297 - P.299

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 角膜実質に混濁がある2眼に,角膜輪部よりデスメ膜を露出する方法を用いて深層角膜移植術を行った。トレパンで角膜表層の約4分の3を切除した後に,角膜輪部に3×4mmの強膜弁を作製し,シュレム管とデスメ膜を露出した。スパーテルでデスメ膜と角膜実質間を剥離し,その間にポリスチレンのシートを挿入した。角膜表面からシートに達するまで切開し,シートを除去してデスメ膜を露出させた。本法は,深層角膜移植術でデスメ膜を安全に露出させることに有用であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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