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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科55巻3号

2001年03月発行

文献概要

特集 第54回日本臨床眼科学会講演集(1) 原著

一般地域住民における角膜中心厚と年齢との関係

著者: 野村秀樹1 田辺直樹2 新野直明3 安藤富士子3 下方浩史3 三宅養三4

所属機関: 1国立療養所中部病院眼科 2東海中央病院眼科 3国立長寿医療研究センター疫学研究部 4名古屋大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.300 - P.302

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 一般地域住民1,116名の右眼(男性590眼,女性526眼,年齢40〜80歳)に対して,スペキュラーマイクロスコープを用いて角膜中心厚(CCT)を測定した。CCT (平均値±SD)は男性0.518±0.032mm,女性0.511±0.032mmと男性で有意に厚かった(p<0.001)。年齢群別平均値(±SD)(男性/女性)は40歳代0.521±0.032/0.515±0.037mm,50歳代0.522±0.029/0.510±0.033mm,60歳代0.516±0.031/0.514±0.030mm,70歳代0.514±0.034/0.506±0.028mmであった。CCTは男性において年齢と有意な負の相関を示し(p<0.01),女性においても高年齢ほど薄い傾向であった(p=0.10)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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