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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科55巻3号

2001年03月発行

文献概要

臨床報告

ぶどう膜炎による続発緑内障に対するマイトマイシンC併用線維柱帯切除術の成績

著者: 今泉佳子1 栗田正幸2 杉田美由紀1 斎藤秀典1 大野重昭13

所属機関: 1横浜市立大学医学部眼科学教室 2小田原市立病院眼科 3北海道大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.359 - P.363

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 ぶどう膜炎による続発緑内障(UG)に対するマイトマイシンC併用線維柱帯切除術の成績について検討した。対象はUG 53例59眼で,Kaplan-Meier生命表を用い,原発開放隅角緑内障(POAG)65例82眼と比較検討した。UG群の術後21mmHg以下への最終眼圧調整率は術後5年で47.3%であり,POAG群と比べ有意に低下していたが,初回手術例のみで比較すると最終眼圧調整率は76.3%であり,有意差はなく良好であった。また術後の炎症再燃もわずかであった。マイトマイシンC併用線維柱帯切除術は,UGの初回手術には有用と考えられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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