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文献概要
連載 眼科手術のテクニック・136
黄斑下増殖膜の除去
著者: 竹田宗泰1
所属機関: 1市立札幌病院眼科
ページ範囲:P.404 - P.406
文献購入ページに移動黄斑下増殖膜
黄斑下増殖膜には脈絡膜新生血管のほか,網膜下索状物,硬性白斑や無血管性増殖膜,網膜下血腫(器質化した)などがある。これらの除去手術は増加しつつあるが,手技的な操作は基本的に共通したものがある。
高齢者(50歳以降)では,通常,白内障手術(超音波乳化吸引+眼内レンズ挿入)を実施して,強角膜創を1糸縫合後,硝子体手術を行う。硝子体ゲルの除去後,カッターで後部硝子体剥離を作成する。出血を避けるため,眼内レンズ挿入を含め,白内障手術の操作は脈絡膜新生血管の抜去前に行うのが望ましい。
黄斑下増殖膜には脈絡膜新生血管のほか,網膜下索状物,硬性白斑や無血管性増殖膜,網膜下血腫(器質化した)などがある。これらの除去手術は増加しつつあるが,手技的な操作は基本的に共通したものがある。
高齢者(50歳以降)では,通常,白内障手術(超音波乳化吸引+眼内レンズ挿入)を実施して,強角膜創を1糸縫合後,硝子体手術を行う。硝子体ゲルの除去後,カッターで後部硝子体剥離を作成する。出血を避けるため,眼内レンズ挿入を含め,白内障手術の操作は脈絡膜新生血管の抜去前に行うのが望ましい。
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