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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科55巻4号

2001年04月発行

文献概要

特集 第54回日本臨床眼科学会講演集(2) 原著

テルソン症候群に対する硝子体手術の成績

著者: 京本敏行1 横山里佐子1 北島秀一1 石原淳1

所属機関: 1北信総合病院眼科

ページ範囲:P.435 - P.438

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 テルソン症候群により高度の視力低下を起こした5例8眼に対して比較的早期に硝子体手術を施行した。硝子体切除後,内境界膜下に黄白色化した出血塊が認められた6眼については,内境界膜とともに除去した。全例において白内障同時手術は行わなかった。術中術後を通して黄斑上膜,黄斑円孔,網膜剥離といった合併症は認められず,全例で著明な視力改善を認めた。テルソン症候群に対して比較的早期に硝子体手術を施行することにより,良好な術後視力が得られる可能性が示唆された。特に両眼発症者においては,早期に視力回復することによる日常生活レベルの改善,職場への早期復帰も期待できると思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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