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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科55巻4号

2001年04月発行

文献概要

特集 第54回日本臨床眼科学会講演集(2) 原著

屈折矯正手術後の白内障手術における眼内レンズパワー決定方法

著者: 村中公正1 小松真理2 魚里博3 清水公也4

所属機関: 1東京大学医学部眼科学教室 2山王病院眼科 3北里大学医療衛生学部生理光学教室 4北里大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.448 - P.453

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 近視手術の既往がある5例5眼に白内障手術と眼内レンズ移植術を行った。放射状角膜切開術3眼とLASIK (laser in situ keratomileusis)2眼である。眼内レンズパワー決定には眼軸長とSRK/T式を用いた。K値は3方法で計算した。従来の角膜表面の屈折力を角膜全面のそれとする方法,等価球面度数値変化から換算した角膜屈折力,OrbscanTMで得られた角膜前後面の屈折力から角膜全面のそれを算出する方法である。術後1か月の屈折は、前者よりも後2者が優れていた。4眼では遠視側へのずれがあった。眼内レンズ再挿入を必要とする症例はなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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