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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科55巻4号

2001年04月発行

特集 第54回日本臨床眼科学会講演集(2)

原著

硝子体手術後の有水晶体眼と偽水晶体眼の屈折値の経時的変化

著者: 築城英子1 三島一晃1 北岡隆1 雨宮次生1

所属機関: 1長崎大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.459 - P.462

文献概要

 42眼について硝子体手術後の屈折値変化を追跡した。7眼では水晶体はそのままとし,35眼では水晶体摘出と眼内レンズ挿入を同時に行った。術後1年間の観察で,有水晶体眼では有意に近視化し,2眼では白内障が進行したため硝子体手術の1年後に白内障手術が行われた。偽水晶体眼では有意な屈折変化はなかった。以上の所見から,硝子体手術後には白内障と近視化が生じやすいために,眼内レンズ挿入術を同時に行うことが勧められる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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