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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科55巻4号

2001年04月発行

文献概要

特集 第54回日本臨床眼科学会講演集(2) 原著

C型慢性肝炎患者におけるインターフェロン網膜症発症の検討

著者: 堤千佳子1 坂本泰二1 石橋達朗1 猪俣孟1 遠城寺宗近2 中牟田誠2 絹川直子3

所属機関: 1九州大学医学部眼科学教室 2九州大学医学部第3内科学教室 3九州大学医学部医療情報部

ページ範囲:P.499 - P.503

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 C型慢性肝炎に対してインターフェロン(interferon:IFN)の投与を受けた患・者29名について,網膜症の発症頻度とその関連因子を検討した。網膜症は15例(52%)に発症した。多変量解析で,高血圧の合併(p=0.0078)と血清中の高いウイルス量(p=0.0022)が網膜症の発症と有意に関連していた。患者の性,年齢,体重,糖尿病の既往,body mass index,ウイルス型,ウイルスの消失の有無,IFNの種類と投与方法は,いずれも網膜症の発症とは相関しなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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