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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科55巻4号

2001年04月発行

文献概要

特集 第54回日本臨床眼科学会講演集(2) 原著

白内障手術における角膜後面乱視の変化

著者: 中塚三恵子1 名和良晃1 桝田浩三1 丸谷弘1 原嘉昭1 福原潤2 田中史恵2

所属機関: 1奈良県立医科大学眼科学教室 2奈良県立三室病院眼科

ページ範囲:P.529 - P.531

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 強主経線切開自己閉鎖創白内障手術を行った22眼について,術後3か月までの角膜前後面乱視の変化を測定し,切開方向に対する惹起角膜乱視量を検討した。測定には角膜トポグラフィ(Orbscan)を用いた。惹起角膜乱視量は,角膜前面形状から換算して得られるSimKと角膜後面屈折力からHolladay法で求めた。術後の惹起角膜乱視により角膜乱視は減少した。また,惹起角膜乱視量は1週後,1か月後,3か月後に有意差はなく,術後の角膜乱視が早期に安定していると判断された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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