icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科55巻4号

2001年04月発行

特集 第54回日本臨床眼科学会講演集(2)

原著

長崎大学における裂孔原性網膜剥離に対する復位術の検討

著者: 出口裕子1 森彩乃1 北岡隆1 雨宮次生1

所属機関: 1長崎大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.593 - P.595

文献概要

 過去27か月間に手術を行った裂孔原性網膜剥離114名118眼を遡及的に検討した。強膜内陥術が94眼,硝子体手術が24眼であった。初回復位は強膜内陥術群の82%,硝子体手術群の77%で得られ,最終復位は前群の98%,後群の89%で得られた。硝子体手術群では,術前に黄斑剥離があっても90%以上で視力が改善した。経強膜手術での非復位例は,違った象限にある複数の裂孔,巨大裂孔,深部裂孔,高度近視の症例であり,その程度により術式を検討する必要があると結論される。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら