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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科55巻4号

2001年04月発行

文献概要

特集 第54回日本臨床眼科学会講演集(2) 原著

鼻内視鏡による鼻涙管下部開口の観察

著者: 大野木淳二1

所属機関: 1おおのぎ眼科

ページ範囲:P.650 - P.654

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 慢性涙嚢炎を伴わない流涙症患者20名40側を対象として,鼻内視鏡を用いて膜性鼻涙管の下部開口部を観察した。その形態学的な特徴から,(A)円形開放型,(B)弁状型,(C)袖状型および(D)癒着型の4群に分類された。それぞれの割合は(A)10%,(B)10%,(C)55%および(D)25%であった。今回の観察では,(C)袖状型が最も多くみられた。骨性鼻涙管の開口部の形態に一番近似するとみなされる(A)円形開放型の形態は全体の1割にとどまり,残りは何らかの膜様構造物で修飾された形態を呈した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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