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特集 第54回日本臨床眼科学会講演集(2)
原著
文献概要
櫻井らの受動吸引による内境界膜剥離方法を改変した。エクストルージョンニードルのシリコンチューブの先端を少し斜めに切断し,吸引口と網膜表面の隙間を少なくすることにより内境界膜を効率的に吸着できるようにしたものを作製し使用した。本方法ではシリコンチューブを伸ばせば金属性の外筒を網膜に近づけなくても吸引できるため,ブラシ付きバックフラッシュニードルに比較して繊細な操作を必要とせず,網膜損傷の危険性が少ないと思われた。
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