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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科55巻5号

2001年05月発行

文献概要

特集 第54回日本臨床眼科学会講演集 (3) 原著

全身麻酔下眼科手術患者の特徴

著者: 今村ひろみ1 山下啓行1 八塚秀人1 中塚和夫1 野口隆之2

所属機関: 1大分医科大学眼科学教室 2大分医科大学麻酔科学教室

ページ範囲:P.809 - P.812

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 大分医科大学病院眼科において1990年から1999年に施行された全身麻酔下手術633件を対象に,手術患者の特徴を検討した。全身麻酔選択に関して、患者側に何らかの要因があったものは全体の72.9%と,疾患や手術の性質以上にウエイトが大きかった。とりわけ術中患者の協力が得られない小児や知能障害者が多かった。若年者の割合が高く,14歳以下の小児が全体の62.4%を占めていた。緊急手術は全体の11.5%であった。術式では斜視手術が全体の32.4%で最多であった。全体の32.7%に何らかの術前全身合併症があり,全身麻酔のリスクとなる合併症も含まれていた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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