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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科55巻5号

2001年05月発行

特集 第54回日本臨床眼科学会講演集 (3)

原著

硝子体・白内障同時手術後の角膜形状に影響を及ぼす因子の検討

著者: 小林かおり1 山崎有加里2 岩崎美和子2 吉田秀彦3

所属機関: 1佐賀医科大学眼科学教室 2関西医科大学眼科学教室 3大阪赤十字病院眼科

ページ範囲:P.841 - P.844

文献概要

 硝子体・超音波水晶体乳化吸引・眼内レンズ移植同時手術(トリプル手術)を行った55眼での角膜形状変化を,24週以上にわたって検索した。38眼ではSF6ガス置換術を併用した。術後の惹起角膜乱視量は経時的に減少した。多変量解析で,術後2週の角膜惹起乱視と相関のある因子は,ガスタンポナーデ,前房のフィブリン析出,虹彩後癒着であった。ガスタンポナーデ施行群の術後2週の惹起角膜乱視量は,非施行群よりも有意に大きかったが,術後12週以降では有意差はなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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