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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科55巻5号

2001年05月発行

文献概要

特集 第54回日本臨床眼科学会講演集 (3) 原著

ポリープ状脈絡膜血管症の活動性とインドシアニングリーン蛍光造影所見

著者: 佐藤拓1 飯田知弘1 萩村徳一1 高橋慶1 渡辺五郎1 佐藤栄寿1 岸章治1

所属機関: 1群馬大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.859 - P.862

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 ポリープ状脈絡膜血管症(polypoidaL choroidal vasculopathy:PCV)40例51眼の臨床経過とインドシアニングリーン(ICG)蛍光造影所見を検討した。ICG蛍光造影後期像では,ポリープ全体からの蛍光漏出を示すもの(51眼中23眼)と,ポリープの内部が低蛍光となり血管壁が染色され,ポリープの壁染(51眼中35眼)になるものとがあった。このポリープの壁染数は活動期において平均1.2個,安定期には平均2.8個で安定期に高率にみられ,PCVの活動性を示唆ずる所見と考えた。典型的脈絡膜新生血管を合併した症例では,ポリープの状態にかかわらず,脈絡膜新生血管により黄斑病変の予後が左右された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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