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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科55巻5号

2001年05月発行

文献概要

特集 第54回日本臨床眼科学会講演集 (3) 原著

パルス療法後の再発性後部強膜炎の1例

著者: 良藤恵理子1 永木憲雄1 半田幸子1

所属機関: 1さがみ生協病院眼科

ページ範囲:P.876 - P.878

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 60歳女性が左眼瞼腫脹と眼痛で受診した。過去5年間,2〜3か月ごとに強膜炎が反復していた。左眼矯正視力は0.6であった。強膜充血,虹彩炎,胞状網膜剥離,黄斑部雛襞形成があり,超音波検査で眼球後壁の肥厚があった。後部強膜炎と診断した。デキサメタゾン4mg/日の内服で寛解したが,3か月後に再発した。2日間のステロイドのパルス療法ののち,プレドニゾロン30mg/日の内服とベタメタゾンの眼球周囲注射で寛解した。2年2か月後に後部強膜炎が再発したが,プレドニゾロン3mg/日の内服とベタメタゾンの眼球周囲注射で寛解が得られた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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