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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科55巻5号

2001年05月発行

特集 第54回日本臨床眼科学会講演集 (3)

原著

原田病の治療指針としてのOCTの意義

著者: 稲見達也1 田中千春1 中野健一1 高瀬正郎1 矢那瀬淳一1 荻野誠周1 栗原秀行1

所属機関: 1栗原眼科病院

ページ範囲:P.939 - P.944

文献概要

 原田病3症例の治療経過を追跡した。全例ともステロイドに抵抗し,5か月から11か月にわたって遷延した。視機能が良好で検眼鏡的に黄斑部に病変が確認されない時期でも,光干渉断層計(OCT)による検索では微細な網膜下浮腫が認められる場合があり,ステロイド治療で網膜下浮腫が緩解する経過が観察できた。慢性化した本症での治療効果の判定と経過観察にOCTが有用であると考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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