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分子生物学からみた網膜色素上皮の病態
著者: 緒方奈保子1
所属機関: 1関西医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.1037 - P.1043
文献購入ページに移動 網膜色素上皮は血液網膜柵を形成し,脈絡膜,感覚網膜との相互作用を有している。生理的状態では分裂,増殖しないが,いったん病的状態におかれると,盛んに増殖して多くのサイトカインや生理活性物質を産生する。この網膜色素上皮の機能を理解することは,網膜の生理を知るだけでなく,眼内における神経保護,細胞増殖,血管新生をはじめ,多くの疾患の病態の解明と治療に重要である。
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