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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科55巻6号

2001年06月発行

文献概要

特集 第54回日本臨床眼科学会講演集 (4) 原著

糖尿病黄斑症のタイプ分類と硝子体手術成績

著者: 小川邦子1 川路隆博1 中尾功1 松井淑江1 石郷岡均1 荻野誠周1

所属機関: 1京都桂病院眼科

ページ範囲:P.1080 - P.1084

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 糖尿病黄斑症を型別に分類し,硝子体手術の適応と判断された56眼について治療法と手術成績を検討した。びまん性黄斑浮腫(M1型)では後部硝子体剥離の作成を基本とし,浮腫が高度なものは内境界膜剥離や嚢胞様黄斑浮腫穿刺を併用した。M1型45眼では29眼(64%)で2段階以上の視力改善を得た。網膜下に硬性白斑のあるM2型とM3型では,後部硝子体剥離に加え,網膜下の白斑を除去した。M2型7眼では全例が2段階以上に視力が改善した。M3型4眼では早期手術例を除き,視力予後は概して不良であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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