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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科55巻6号

2001年06月発行

特集 第54回日本臨床眼科学会講演集 (4)

原著

睫毛内反症に続発した角膜アミロイドーシス

著者: 江口洋1 佐藤寛之1 賀島誠1 塩田洋1 三河洋一2

所属機関: 1徳島大学医学部眼科学教室 2厚生連滝宮総合病院眼科

ページ範囲:P.1123 - P.1126

文献概要

 23歳男性が右眼角膜の白色腫瘤で受診した。幼少時から右眼下眼瞼に睫毛内反症があり,右眼角膜の瞳孔領の下方に3×4mm大の膠様滴状の白色腫瘤があったが,視力は良好であった。病理学的に角膜アミロイドーシスと診断した。免疫組織化学と電子顕微鏡検査で発症原因についての新知見は得られなかったが,睫毛内反症に続発したと推定された。われわれの知る限り,角膜アミロイドーシスとしては最若年例であり,睫毛内反症に続発したことを明記した最初の報告である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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