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文献概要
連載 眼科医のための「医療過誤訴訟」入門・6
原田病ステロイド治療中の成人水痘による死亡事例
著者: 岩瀬光12
所属機関: 1岩瀬眼科医院 2武蔵野赤十字病院眼科
ページ範囲:P.1323 - P.1325
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若い健康な男性が,眼底病変の軽度な「原田病」として総合病院に入院した。眼科医は,当然のように大量ステロイド点滴投与を開始した。視力は回復していったが,入院24日目の,まだステロイド減量中に,成人水痘を発症し患者さんは急死した。
この事案で,眼科医の過失はどこにあるのか,過失を回避し患者さんの死亡という最悪の結果を避けるための幾つかの道筋はなかったのかを今回は検討していきたい。
若い健康な男性が,眼底病変の軽度な「原田病」として総合病院に入院した。眼科医は,当然のように大量ステロイド点滴投与を開始した。視力は回復していったが,入院24日目の,まだステロイド減量中に,成人水痘を発症し患者さんは急死した。
この事案で,眼科医の過失はどこにあるのか,過失を回避し患者さんの死亡という最悪の結果を避けるための幾つかの道筋はなかったのかを今回は検討していきたい。
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