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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科55巻7号

2001年07月発行

臨床報告

ハイデルベルグレチナトモグラフにおける新しい視神経乳頭変化判定プログラムを用いた乳頭形態の経過観察

著者: 鈴木淳子1 富田剛司1 国松志保1 鈴木康之1 新家眞1

所属機関: 1東京大学大学院医学系研究科眼科学教室

ページ範囲:P.1391 - P.1396

文献概要

 ハイデルベルグレチナトモグラフ(以下,HRT)の測定画像に対して,近年開発された計測の測定変動に基づく乳頭変化の判定プログラムを用いて,1年以上経過観察した慢性開放隅角緑内障患者35例35眼における乳頭変化を定性的に判定した。判定プログラムでの診断に基づき「悪化」,「不変」,「改善」の3群に分け,各群ごとに乳頭パラメータ値の変化を評価したところ,改善群(5眼)においてのみ,cup area, C/D ratio, rim areaで有意な改善がみられ(p<0.05),判定結果と整合性がみられた。新しく開発されたHRTの変化判定プログラムは,少なくとも乳頭形態の改善の判定には有効である可能性があった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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