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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科55巻7号

2001年07月発行

文献概要

臨床報告

角膜屈折矯正手術後の白内障手術における眼内レンズ度数の計算法

著者: 武国恩1 謝立信1 劉後倉1 應良1

所属機関: 1山東省医学科学院眼科研究所,眼科医院

ページ範囲:P.1429 - P.1432

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 角膜屈折矯正手術後,従来のSRK II式では白内障手術時の眼内レンズ度数は遠視化する傾向にあるため,筆者らは3例4眼の臨床例と屈折学の理論に基づき,SRK II補正式として,Pを従来のSRKII式を基に正視を目指した場合の眼内レンズ度数,P1をその補正値,補正後の眼内レンズ度数をPcとずるPc=P+P1を想定した。
 P1,P2を角膜屈折矯正手術前後の眼屈折度を予想屈折度として,SRK II式で計算される眼内レンズ度数とすると,P1=P1-P2が成り立ち,また,K1,K2を角膜屈折矯正手術前後のケラトメーターによる角膜屈折力とずると,P1=C (K1-K2)が成立する。このSRK II補正式によって,眼内レンズ度数および予想屈折度の誤差を減少させる結果が得られた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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