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連載 眼の遺伝病・29
文献概要
網膜分離症1から7までのシリーズを見ていただくと,網膜分離症の臨床像は非常に多様性に富み,さらに遺伝子異常もさまざまであることがわかる。しかしながら,これだけ臨床像の多様性に富む疾患は,正確にかつ迅速に臨床診断を下すことが困難な場合が多い。そこで大きな役割を果たすのがこのXLRS1遺伝子診断である。このシリーズでは現在までにどのくらいの遺伝子異常が報告され,さらに筆者らがこのシリーズで報告した症例と遺伝子異常の関係を表にし,遺伝子異常による臨床像の違いがあるか否かを検討したい。
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